
【2025年】通販で買える和包丁の失敗しない選び方
「包丁の堺徳」のオーナー、奥平(おくだいら)です。
地元、大阪・堺の包丁を売りたいと思い堺の刃物メーカーから堺の包丁を仕入、販売しています。
単に包丁を売るだけでなく、お客様に包丁のことを理解してもらえるように、堺の鍛冶屋、刃付屋を何軒も訪問し、実際の作業を体験させていただき、職人さんからお話を伺ってきました。また、堺だけでなく、岐阜の関、新潟の燕三条、種子島、東京の葛飾の刃物製作所も訪問し、それぞれの特徴やこだわりなどの理解も深めるように努めています。
通販で買える和包丁の失敗しない選び方
■和包丁ってどんな種類があるの?
三徳とかくだものナイフならわかるけど。。。そもそも和包丁って何?って思った方いませんか?
和包丁とは、出刃包丁とか柳刃包丁といったものがあり、主に魚を捌いたり、切り身にするための包丁が多いですね。和とつくので、日本発祥の包丁というのもひとつの定義です。
具体的にはどんなものがあるか。
まずは、出刃包丁。魚の頭を落としたり、3枚下ろしにしたりするときに使う包丁です。出刃包丁
次に柳刃包丁。刺身包丁と言ったり、正夫(しょうぶ)と言ったりします。これは、3枚下ろしにした柵状の魚を切り身にする、刺身にする包丁です。柳刃包丁
他にはアジ切包丁。舟行包丁。身卸包丁。そば切なんてものもあります。
アジ切包丁は、小魚用の出刃包丁だと思っていただいて間違いないです。アジ切り包丁
■包丁の素材(鋼材)で選ぶ
包丁にはステンレスの包丁と鋼の包丁があります。
みなさんがホームセンターなどでよく見る包丁はステンレスの包丁ですね。
ステンレスの包丁と鋼の包丁、何が違うの?って思った方、いらっしゃるでしょうね?
基本的にステンレスの包丁より、鋼の包丁のほうが切れ味がよく、長く使い続けることができます。
ではなぜ、みなさん、ステンレスの包丁を選ぶのでしょうか?
その多くは「ステンレスは錆びない」「普段のメンテナンスが楽」と思っているからです。
でも正しくは、「ステンレスも錆びる。目立たないだけ」「ステンレス包丁も使ったら水分を拭き取るのが正しい使い方」なのです。
「だったら、ステンレスの包丁も鋼の包丁も正しい使い方をしたら、どっちも一緒じゃない?」と思いませんでしたか?
そうなんです。包丁の正しい使い方はステンレス包丁も鋼の包丁も同じなんです。
「だったら、切れ味のよい鋼の包丁のほうがいいかも?」って思いませんでした?
使った後、水分さえちゃんと拭き取ってあげれば、鋼の包丁のほうが切れ味もいいし、長く使い続けることができるので、コスパもいいってことになると思います。
これで鋼の包丁に対するハードルが下がったかな、って思います。
■包丁の柄
みなさんは包丁を買うとき、包丁の柄の形状や素材について意識したことはありますか?
最近だとオールステンレスの包丁やセラミックの包丁とかがあるので、包丁の柄も形状、色、素材でいろいろなものが出回るようになりました。
でも、ちょっと考えてみてください。包丁って食材を切るときに力を入れたり、刺身を引くときのように繊細な動きが求められたりします。それなのに滑りやすい素材だったり、手になじまない形状だったりしたら、食材を上手く切れなくないですか?
また、三徳や牛刀などのステンレス包丁の多くはビス止めされた柄になっているので、包丁販売店では交換が難しいです。そのために買い替えないといけなくなったりしますよね?
その点、和包丁は柄の交換が可能なので、朴の丸柄だったものを紫檀の八角柄に交換することも容易にできます。長年使い続けた包丁の柄が傷んでボロボロになったとしても柄だけ交換して使い続けることができるということです。もし、包丁の刃の部分は気に入ったんだけど、柄がいまいち、という和包丁があれば、柄の交換を相談してみてはいかがでしょう?そういったカスタマイズができるのは和包丁、和式柄のメリットだと思います。
■よくある失敗と回避方法
包丁を選ぶ際のよくある失敗は、以下のようなことでしょうか?
・思ったより重い
・思ったより軽い
・手にしっくり馴染まない
・錆びさせてしまった
・刃を欠けさせてしまった
重さについて、包丁の堺徳では、商品説明欄に「重い」、「軽い」、「女性でも使いやすい」といった説明を付けるようにしています。包丁はある程度重さがあったほうが切りやすいのですが、女性の場合は重いと長く使い続けることが難しくなるので、軽めの包丁をお勧めします。
手にしっくり馴染まない場合は、和包丁であれば、柄の交換をお勧めします。基本的に丸柄より、八角柄のほうが手になじみやすいので、八角柄に交換するのがいいと思います。
次に錆びについて、特に鋼の包丁を初めて購入された方に多いのが、使った後に水分をちゃんと拭き取らずに錆びさせるケース。その場合は、研磨剤の付いたスポンジで擦ってあげると錆が取れるのでやってみるといいでしょう。次からは使った後、水分をちゃんと拭き取るようにしてください。
刃を欠けさせてしまった場合、欠けの程度にもよりますが、研ぎ直しをすれば、もとの切れる刃になります。ご自身で包丁が研げない場合は当店の研ぎ直しサービスをご利用ください。
研ぎ直しお問い合わせ
■通販で買うならこんなお店で
包丁は買って終わりではなく、そのあとのメンテナンスをして、長く使い続けていくものです。
せっかくいい包丁を買っても、メンテナンスしてもらうところがないのでは長く使い続けることができませんよね?なので、買った後も研ぎ直しなどのメンテナンスをしてくれる、使い方などの相談をしてくれるそんなお店を選ぶのがいいでしょう。
『包丁の堺徳』は、東京・浅草に店舗を構えています。お店では実際に包丁を見て、触って選ぶことができますし、選ぶ際にスタッフがサポートします。また、購入後のメンテナンス(研ぎ直し)も行っているほか、研ぎ講座の開催や魚の捌き方やこども向けの包丁使い方講座なども開催していますので、包丁に関するあれこれについて、気軽に相談できるお店です。お近くの方はもちろん、浅草に観光に来た際に覗いてみてください。
包丁販売店に行ってみよう!
包丁の堺徳は、東京・浅草に4月5日、店舗をオープンしました。東武浅草駅北口すぐのビルの6階にお店はあります。東京メトロ銀座線浅草駅からも徒歩3分ほどです。
研ぎ講習や研ぎ体験なども行っていますので、お近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。
包丁の堺徳 浅草店のアクセス アクセス
包丁の堺徳では、YouTubeやFacebook、Instagramも展開しています。
包丁選びで迷ったら、ぜひ、『包丁の堺徳』にご相談ください。SNSやYouTubeでも、包丁の選び方や研ぎのコツを発信しています。
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