「徳」について

堺には世界文化遺産に登録された仁徳天皇陵があります。反正天皇陵、履中天皇陵とあわせ耳原三陵が、幼いころから身近にありました。幼いころ、古墳のことを「御陵さん、御陵さん」と呼んでいました。そんな身近な存在の御陵さんである「仁徳天皇陵」に使われている「徳」には、「身についた品性」「社会的に価値のある性質」「広く他に影響を及ぼす望ましい態度」という意味があります。それらをトータルで考えたとき、堺を拠点に、世界の人々に堺の包丁を知っていただき、利用していただくのに相応しい文字であると考え、銘を「徳」とすることにしました。ロゴとしては、世界文化遺産に登録された古墳をモチーフに自筆の「徳」の文字をあしらったデザインとさせていただきました。ご購入いただいた皆様に「徳」がありますように。